作業服のインナーにコンプレッションを着るメリット
作業服のインナーとしてコンプレッションインナーに人気が高まっています。コンプレッションには加圧や圧縮という意味があり、その名の通り伸縮性の高い素材で作られ、体に圧が掛かるようになっています。この圧による様々な効果が気になるという人も多いのではないでしょうか。
もうすでに愛用している人は、その機能性を高く評価しています。ここでは、コンプレッションインナーのメリットについて紹介していきます。
優れた機能性
体を使う仕事の場合、汗をかくことが多くなります。コンプレッションインナーの素材は、ポリエステルやポリウレタンなどの化学繊維が使われています。密着性が高いため通気性が悪そうに見えるかもしれませんが、そんなことはありません。
コンプレッションインナーには吸汗速乾機能があり、作業服内を快適に保つことができます。また、職場が屋外の場合や、室内でも空調が行き届かない現場では、暑さや寒さ対策が必要です。コンプレッションインナーはその点もしっかりカバーされているため、季節に合わせて使い分けることができます。
夏は接触冷感性や消臭機能がある素材のものを選べば暑さや汗の臭い対策ができますし、冬は接触温感性がある裏面起毛素材のものを選べば防寒対策が可能です。一年中快適に仕事をすることができるでしょう。
疲労回復
仕事がハードになるほど、筋肉が疲労します。仕事中、ダルさやコリを感じることもあるのではないでしょうか。筋肉が疲労したままでは仕事の効率が悪くなりますし、 集中力が低下します。それが思わぬミスに繋がってしまうこともあるでしょう。
だからといって仕事を残したまま休むわけにはいきません。仕事をきちんとこなすためには、疲れを溜めないことが大切です。なお、疲労の原因は、血流の悪さと筋肉に溜まった疲労物質です。疲労を回復させるためには、血流を良くすることが重要になります。
コンプレッションインナーの適度な圧は、血液のスムーズな流れをサポートしてくれます。血流が良くなり疲労物質が素早く取り除かれることで、早い回復が期待できるでしょう。
疲労による運動機能の低下を防ぐ
コンプレッションインナーを着ると体に適度な圧が掛かるため、筋肉の無駄な動きを抑えることができます。筋肉の無駄な動きは身体に余計な負担を与え、運動機能低下の原因になります。しかし、コンプレッションインナーを着れば、無駄な力を使わずに済むので、筋肉や関節への負担をやわらげることができます。
つまり、疲労による運動機能の低下を防げるというわけです。労働者は身体が資本です。体力的にキツい仕事であれば、身体の運動機能をどれだけ維持できるかで、仕事の効率が違ってくるのではないでしょうか。もともとコンプレッションウェアやインナーはトレーニング用として開発されたものです。
愛用しているアスリートも多く、パフォーマンス向上に欠かせないものになっています。アスリート同様、労働者にもコンプレッションインナーが役立ちます。筋肉の無駄な動きを抑えることで、運動機能の低下を防げれば仕事の効率が大幅にアップするでしょう。
引き締め効果
コンプレッションインナーは、伸縮性のある素材で作られているため、身体にぴったりフィットします。身体のラインがそのまま出るので、スタイルに自信が無いと似合わないと思われがちです。しかし、コンプレッションインナーは引き締め効果が期待できるため、体型をある程度カバーすることができます。
ですが、疲労回復効果が高いタイプものは、それほど圧が強くないので引き締め効果は低いです。身体に掛かる圧が強いタイプのものならば、シルエットが変わるほどの引き締め効果を期待できるでしょう。また、引き締め効果が高いと、締め付けが強く動きづらいのではないかと心配になる人もいると思います。
コンプレッションインナーは、伸縮性が高く作業中の動作を考慮した縫製がされているので、動きやすさは抜群です。
姿勢矯正効果
姿勢が悪いと見た目で損をしてしまいます。同じ作業服を着ていても、姿勢が悪いだけで他人に与える印象が違ってくるのではないでしょうか。コンプレッションインナーには姿勢矯正効果が期待できます。着るだけで姿勢が良くなる理由は、コンプレッションインナーの圧にあります。
コンプレッションインナーは場所により圧が違うため、自然に良い姿勢を保つことができます。より姿勢矯正効果を狙うのであれば、着圧機能が高いものを選ぶようにしましょう。姿勢が悪いといえば猫背ですが、猫背の人にはポッコリと出たお腹や脇腹が気になるという人が少なくありません。
スタイルを良くしたいと思っているのであれば、姿勢を良くすることが大切です。作業服を着るのは毎日のことです。コンプレッションインナーで自然に良い姿勢がキープできれば筋肉の使い方が変わり、体のラインの変化を感じられるかもしれません。
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デザイン性がある
おしゃれでかっこいい作業服が人気です。それに伴いインナーもおしゃれなものにしたいという人が増えています。機能的でありながらデザイン性もあるコンプレッションインナーは、作業服のおしゃれにピッタリのアイテムと言えます。
また、コンプレッションインナーは見せるインナーとしても人気です。自分に合ったものを着ることで、スマートさを感じさせたり、かっこよさをアピールしたりすることができるでしょう。
さらに、コンプレッションインナーは、デザイン性だけでなく機能性も備わっているため、様々なシーンで活躍してくれます。
冬の寒い日に保温性の高いコンプレッションインナーを着れば、着込む必要がなくなります。厚着をしすぎて着ぶくれするのは格好のいいものではありませんし、作業がしづらくなってしまいます。その他にも、各作業服メーカーで発売しているコンプレッションインナーはカラーバリエーションが豊富ですし柄もたくさんので、作業着のおしゃれが楽しくなるでしょう。
コンプレッションにはインナーパンツもある
コンプレッションインナーは上半身用だけでなく、下半身用もあります。下半身用は主に脚に圧が掛かるため、立ち仕事が多い人にメリットがあります。ほどよい圧でむくみを抑える効果があるのはもちろんのことですが、動きやすく、速乾性や防臭機能も備わっています。
保温効果の高いものであれば、冬の作業も苦にならないでしょう。また、インナーパンツは膝当てが付いているタイプもあり、立ち膝での作業が楽になります。上半身用のコンプレッションインナー同様、疲労回復効果もあるので、作業効率がアップするだけでなく疲労の蓄積によるケガや故障を防ぐ効果も期待できます。